カフェ野風でのこと。
今回は文章のみになります。ちょっと長いですけど、お付き合いくださったら幸いです。
まず、その前夜(一昨日、11月5日)に、鳥取の浜村温泉から天橋立の宿(民宿 片岡)に予定より早めの時間に着いたものの、やるべきことをやっているうち、お風呂は間に合うも、近くの食堂での夕食を食べそこねたのでした。
そう、いつも愛車で長距離移動だから何時に宿に着くか不確定なので宿に夕食は頼まないようにしてるのです。
そんな夜遅くに偶然立ち寄った宿の近くのスナック"カフェ野風(のかぜ)"でのことを。
*********
其の一「玉子丼」******
カラオケの音が静かな道にもれていたんです。
や〜〜、どうしようかな、カラオケは苦手…。でもカフェって書いてあるから、何か少々は食せるかもしれない。
と、思いながら思い切ってドアを開けると、
目の綺麗なママさんと、カウンターには純朴な面立ちのおっちゃんが。カラオケは自動で鳴ってた模様。
ママさんに事情を説明し、何か食事できるものはないかということと、おニクは食べれないことを伝えました。
「じゃ、玉子丼は?田舎の玉子丼だけど、ちょっと待ってて。〇〇さん、ほら何かカラオケ歌ってやって!」
おっちゃんは二曲、お気に入りの男性演歌歌手の歌と、吉幾三さんの歌を歌ってくれました😊(うまい!!日頃練習してるみたい。)
運ばれてきた玉子丼は、しっかりお野菜も入って美味しく、添えられたお漬物も、フキも、
そしてこの辺りで採れた柿(しっかり種あり!!大満足)やみかん(皮が厚くふさの中は夏蜜柑みたいに粒立つてて美味い)も、地場産のようで嬉しく頂けたのです。
その後話しが弾み始めると興味深いことをママさんが言い出したんです。
この辺りに元伊勢がある。籠(この)神社が元伊勢とされているが真名井神社が元々で、天照大神の初めて還った場所…故に天照大神が祀られたとても神聖な場所であること。
これは、行ってみたい。
ここがそうした場所とは知らずに来たけれど
そういえば、マナイ神社、というのはどこかで聞いたことがある。
なんとなく、これかな!!と思った。天橋立に来た理由。
そして天橋立の由来はおっちゃんが教えてくれました。潮と潮がちょうど交わってできたのが天橋立で、神話としてはイザナギさんがイザナミさんの元に通うために使ってた天の梯子がイザナギさん寝てる間に倒れて天橋立になったというお話で、展望台から股のぞきすると、梯子が天に昇るように見えるよとのこと。
其の三「七福神で町興し」******
天橋立がよく見えるスポットとして傘松公園を教えてくれたのですが、その時、
「実は七福神さんに扮してつい昨日行ってきたんよ」と…。七福神さん?!
おっちゃんとママ含む7人のメンバーで、綾部から頂いた七福神の衣装(しっかりした衣装です)と舟(木の8メートルある舟)を生かして、七福神に扮して町興ししようと企画しているんだそう。
「この辺、過疎化も進んでな、人口も半分ほどになってしまって店も畳まれてるところ多くて。なんとか町興ししようと思っていたところ、綾部からメンバーの一人が譲り受けたものだから、これだ!と思って。」
これは応援したい、こういう熱い想いは!
取材とかぜひ行ったってほしい!!できれば
どこかテレビ局がとりあげてくれたらなぁ〜〜。
其の四「歌のこと」******
想いに感動しつつ、そのまま語っているうち、ママさんが歌が上手い、という話になって、そこから、何故かこれは白状しなくてはという雰囲気になって、実はわたしも歌をうたってるとつい言ったとたん、歌うことになりました(笑)
イルカさんの「なごり雪」なら…と歌ったところ、
ママさんとおっちゃん、えらく喜んでくれて
「山陰の海の白砂のようだ!!」とか
「ほんとう、声もかわいらしいし、うたいかたもいいし!!」とか
もう恐縮で穴があったら入りたいくらい照れたんですが(笑)
歌っているときには、自然と腹が座って、感情が溢れてくる自分を内観しながら、"あ、わたしこれからも歌ってもいいんだな…"と思いました。
*********
カフェ野風にて、思わぬお知らせを沢山頂いたのです…。ありがとうありがとう…✨
明日(翌日)のことも決まったし、もうすこし先の未来も決まった気がしました。
ママさんとおっちゃん、天使だったのかもしれません。いえ、七福神さんですね😊
ママさんとお互い連絡先を交換しました。
またぜひ来たいと思います✨
みなさまもぜひ。天橋立の元伊勢籠神社〜傘松公園側〜観光船乗り場あたり、七福神さん、探してみてください😆
民宿 片岡さんの女将さんもでしたが、みんなほがらかであったかいお人柄なのが印象的でした。
お読み頂き、ありがとうございます。
芳美